Azumi's world

すいへいせんのひとりごと○△□

夢に溶けた日

最近、謂わゆる夢が無くなった。

正確に言えば、夢の中に溶けこむこと

一体化することに喜びを覚え始めた。


夢とは、私にとって予感や直感、

また哲学であり、文化で社会だ。

それは排泄にも似たプロセスによって

日々の瞬間の連続によって成される。


大事なことはその形や結果よりも

その結果に至るまでの随意運動だ。


随意運動とは、動物の意思を持った

行動であり本能とも言える。


それによって私は、この宇宙や地球

人類の歴史の中に自分が在る安心感と

勇気が湧いてくる。生きようと思える。


これまで死と直面してその反骨心で生きてやる!

と言う、一部強烈なエネルギーを発することに

喜びを覚えていたが最近は、生きることをただ選び

その小さな爆発が連なった後に大炎になるのでは

ないかという仮説が浮かんだから、

それを実行してみようと思う。


常に今に焦点を絞り、それを淡々とやる。

呼吸し、鼓動する。一定のリズムを刻む。

一々ノイズに反応していては純度の低い

エネルギーを消耗するばかりか純度の高い

作品は生まれないことに気づいた。


徹底的に己に焦点を当て、彫刻していく。

そうすると逆に目には見えない小さな何かが

波紋の如く拡がりを魅せ縦横無尽に駆け巡る

そんな気がするんだ。