Azumi's world

すいへいせんのひとりごと○△□

Rock'n'Roll

まず初めに、個展初日から最終日まで
足をお運び下さった方、連絡くれた方、ライブ配信ご覧下さった方、何より個展やイベント会場として使わせていただいたEARTH DIVER cafe diningのスタッフの方々、本当にありがとうございました。

中々思うようにいかんこと、至らない点も多々ありましたが、真に受け止め次に活かしていく所存です。

何はともあれ全力で駆け抜けた激動の3月
よお頑張った、大切な人達のおかげで頑張れた
自分の為だけだったらとっくにリタイアしてた

最終日のライブペイントパフォーマンスは
初めて「描かない」ことを経験した。

そしてライブ後はいつも終わった瞬間から
アドレナリンが切れて、格闘でもしたんか
という程の鈍痛に襲われ爽快感に包まれる

あの日は一体全体、何が描けたのだろう。
初めてだったなぁ。ちゃんと形に納まらず
ちゃんと締まらず、終われたのは。
自分が何者で何色かなんてどうでもいい。
ちゃんと呼吸だけができていた。

誰もが誰かの人生と共に生きている
誰もが誰かの時間と共に生きている
誰もが誰かの感情と共に生きている
誰もが誰かの鼓動と共に生きている

あゝ、これが Rock'n'Roll だと思った。
いつも独り舞台だった荒地に命が芽吹いた
未完成な僕らの、はじまりの音がした。

理解なんてあったもんじゃない
無造作無意味無目的で滅茶苦茶
そこに完成も満足もないからこそ
ただ夢中で転がり続けれた。

一瞬一瞬全力で変わりゆくからこそ
変わらないモノだけが見えた。

あの瞬間、あの場所、あの人達だからこそ
生まれたモノが確かにそこにあった。

一つ一つの小さな燈がこっちを見てた
場内を熱くし、温かく包んでくれた。

景色も何も変わらない道は安全かも
しれないけどやっぱツマンナイや。

この道でいい。この道がいい。
この道じゃないとダメなんだと
強く思えた誠に有難き夜でした。

もっともっともっともっと
一瞬一瞬に無我夢中でいたい。
もっともっともっともっと
細胞の奥の奥の奥から震えたい。

そう、心底想えた。
至極美しい満月の夜でした。

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AZUMI展「NO SPECTATOR-本能が燈るとき」3/1〜3/31 Fin.